みなさんは、愛犬ちゃんの歯磨きってどうしてますか?
歯磨きをした方が良いのは知りつつも、つい忘れてしまったり嫌がられたりで何となくなぁなぁになっていませんか?
とは言え、愛犬ちゃんの歯についている歯石や口臭など気になりますよね?
現代では、1歳を過ぎたワンちゃんの8〜9割が歯周病にかかっていると言われています。
お口の中のトラブルによって、思うように食事ができなくなってはワンちゃんも飼い主さんも
辛いですよね。
人間と同じで日々のケアが大切です。
どんな道具を使ってどんな風にケアすれば良いのか。
今回は、メディカルトリマーの先生によるデンタルケアレッスンを受けてきた筆者が日々のデンタルケアについてご紹介します!
歯の健康は寿命にもつながります。一緒に勉強してケアしていきましょう!
犬の歯磨き頻度は?
犬の歯磨き、レッスンで教えてもらったのは朝と寝る前の1日2回!だそうです。
自分で歯を磨けない犬は、飼い主がちゃんとお手入れしてあげなければなりません。
犬の場合歯についた歯垢が歯石になるまで2〜3日かかりますが、歯磨きは毎日必要です!
もともとは肉食で獲物を捕食していた犬ですが、ペット化され人間が食事を与えるようになり、捕食する必要性がなくなりました。
捕食では、食べる際に骨や皮を噛みちぎることが自然と歯磨きの代りになっていたと言われているそうです。
それが無い現在は、やはり人間が手をかけてお手入れしてあげる必要があるとのこと。
愛犬ちゃんのお口の中のヌルヌル、これは歯垢だそうです。
これをしっかり取り除いてあげることで口内環境を整えます。
ヌルヌルの歯垢が歯石になる前に毎日のケアが必要ということになります。
では、歯磨きをしないとどうなるでしょうか?
犬の歯磨きしないとどうなる?
歯磨きを怠ると、次のようなリスクが考えられます。
骨折や内臓疾患など、考えただけでも怖いですよね。
デンタルケアレッスンでは、このような結果歯を失ったワンちゃんんたちの実際に抜けた歯を
見せてもらいました。
どれも”灰色”といった感じで、艶もなくまるで小石のようでした。
また、歯周病の進行で溜まってしまった膿は放っておくと皮膚が腫れ、いずれ口の中や目の下などに穴が開きそこから外へ出てくるとの事でした(>_<)
やはり、こうならないためにも日頃のお手入れがとても大切ですね!
犬の歯磨きグッズと使い方
ケアの道具として、歯ブラシや歯磨きシート、歯磨きペーストなど様々なものがあります。
まずは初心者が使いやすい基本のグッズをご紹介します!
歯ブラシ
基本の道具として、やはり歯ブラシを使います。
歯ブラシで歯についた歯垢を取ることが、基本中の基本の大切なケアとなります。
- 毛の硬さ:やわらかめ
- 毛の密度:密度の高いもの
- 毛の形状:フラットなもの(歯に当たる面が大きくなる)
- 持ち手:ストレートで握りやすいもの
レッスン当日に、先生が用意してくれたのはこちらの歯ブラシです。
人間用でスウェーデンの会社のもの。
毛の密度がすごいです!
- 鉛筆持ちで短めに持つ
- 基本は歯に対して90度に当てる
- 圧をかけない(優しい力で)
- 小刻みに動かし、1〜1.5本ずつ磨く
歯ブラシは歯垢除去が効果的にでき、唾液の分泌も促すとの事です。
その事から先生は「歯ブラシを嫌がる場合は歯磨きシートなどを使う方法もありますが、最終的には歯ブラシで磨けるようになりましょう!」との事でした。
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歯磨きシート
不織布などで出来ているシート状のもの。
指に巻き付けて使います。
歯ブラシを口に入れると嫌がるワンちゃんは、まずシートでサッと汚れ(歯垢)を拭き取ってあげることから初めてOKだそうです!
- 歯ブラシで一通り磨いた後に使う
- 歯だけではなく、ほっぺたの内側のヌルヌルも拭き取る
シートは、口の中のヌルヌルを拭き取るのに有効です。
ヌルヌルをそのままにしてしまうと、やがて固い歯石が付いてしまうそうです!
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歯磨きペースト
色々なフレーバーの物もありますが、我が家が使っているのは動物病院で買ったこちら。
- 歯ブラシにつけて使う
- 磨いた後に指で歯に塗ってあげる
- 指につけて歯茎をマッサージしてあげても良い
今までは歯石のついてる歯だけに使っていましたが、先生にアドバイスしてもらってからは歯茎全体にもくるくるとマッサージしながら使っています。
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その他のアドバイス
その他、先生にアドバイスいただいた事はこちらです!
すすぎ
これはなかなかハードルが高いのですが、最後は人間と同じで口の中をすすぐと良いそうです!
レッスンでは針のない注射器を使ってピューッと口の中にお水を入れてくれました。
お水が垂れてくるので、顎の下にコップやボウルを構えておきます。
ちなみに先生は、直接洗面所の蛇口ですすぎをするそうです。
我が家はたまたま昔、薬を量るのに動物病院でもらった小さな注射器があったのでそれを使っています。
唾液を出す
唾液は、口の中の食べかすを洗い流したり歯垢の発生を抑える殺菌効果などがあるそうです。
唾液の分泌を促すために歯磨きガムも有効との事。(ただし、カロリーに注意!)
ポイッと丸々1本あげてしまうのではなく、端を持って左右交互に何回も噛ませる事で唾液の分泌を促しましょう!と教えてもらいました。
また、お水を飲ませることも口内環境を整えるのに良いそうです。
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まとめ
以上、ワンちゃんの歯磨きについてデンタルケアレッスンで教えてもらった事も交えてお伝えしました。
レッスンでは、実際に見えている歯の部分だけでなく歯茎の中に入っている見えない根っこの部分の状態の良し悪しが、お口全体の状態を左右するとも教えてもらいました。
飼い主ができるホームケアと、動物病院での定期的なメンテナンス。
両方できるとより効果的ですね!
レッスン後の愛犬の歯は、ツルッツルでびっくりしました!
先生は、1年かけてかけて出来るようになればいいですよ!との事。
皆さんも、無理せず出来る事から愛犬ちゃんの歯のホームケア始めませんか。