夏になると、蚊やノミ・ダニなどの虫が気になりますよね。 私も犬と暮らし始めたばかりの頃、「えっ、虫除けってどうするの?」「自分用のスプレーを犬にも使っていいのかな?」って、迷いました。
この記事では、人間用の虫除けスプレーを犬に使っても大丈夫なのか?について、わかりやすく解説していきます。
大切なワンちゃんを守るために、ぜひ参考にしてくださいね!

手作り犬用虫除けスプレーのレシピもありますよ!


犬に人間用の虫除けスプレーを使っても大丈夫?
夏が近づくこの季節、お散歩に行く前に飼い主さんは虫除けスプレーをする方も多いはず。ついでに愛犬ちゃんにもシュッシュッとスプレーした経験はありませんか?
人間用の虫除けスプレーは愛犬と共有して大丈夫かなのか?解説していきますね。
結論|基本的には使わないで!
先に結論からお伝えすると、人間用の虫除けスプレーは犬には使わない方が安全です。
犬の体はとってもデリケート。人間には平気な成分でも、ワンちゃんには強すぎたり、体に悪影響を与えることがあるんです。
どんな成分が危ないの?
とくに注意したいのが、この2つ。
- DEET(ディート)
- 強力な虫除け成分ですが、犬には刺激が強く、中毒を起こすことがあります。
- イカリジン
- 人間には比較的やさしいとされますが、犬への影響ははっきりしていないため、使わない方が安心です。
DEET(ディート)は、適切な使用方法を守れば安全性に大きな問題はないとされていて、人間用の虫除けスプレーには成分として含まれているものもあります。
忌避効果のある成分ですが、ワンちゃんにとっては要注意で、嘔吐や痙攣などの中毒症状を起こすこともあります。特に、高濃度のディート(20%以上)を含む虫除けスプレーを誤って舐めたり、皮膚に長時間付着すると危険なので注意が必要です。
ちなみに、猫の方がディートの代謝能力が低く中毒を起こしやすいので、猫ちゃんも飼われている方は少量の使用でも要注意です。
イカリジンは、ディートに次いで忌避剤として虫除けスプレーに使われている成分です。ディートに比べると有効な害虫は蚊の成虫、ブヨ、アブ、マダニと限定されますが、中毒性は低く、乳幼児でも使えるとされています。
神経毒性がないので、犬にとってもリスクが低いとされていますが、人間用のスプレーは犬にとって高濃度・過剰な場合もあるので、人間用をそのまま使うのは避けたほうが無難です。
そのほかにも、アルコール成分や香料などが犬の肌や呼吸器に負担をかける場合もあります。
うっかり犬に人間用のスプレーをかけちゃった!そんなときは?
もし、「うっかり人間用の虫除けを犬に使っちゃった!」という場合は、落ち着いて対処しましょう。
まずはすぐに洗い流そう
スプレーをかけた部分をぬるま湯で洗い流すか、濡れタオルで優しく拭き取るようにしてください。
目や口の周りにかかっていないかも、念のためチェックしておきましょう。
少しでも体調が変なら、すぐ動物病院へ!
次の症状が出た場合は、すぐに動物病院へ行って相談しましょう。
- よだれが増える
- 元気がない
- 吐く、下痢をする
- 体をしきりに舐める・かゆがる
専門家に診てもらえば、飼い主さんも安心できますよね。愛犬ちゃんに変わった様子がある場合は、スマホなどで写真を撮ったり動画撮影しておくと、相談しやすいですよ。
犬に使える虫除けスプレーってあるの?
散歩前に手軽にシュッシュっとできて便利な虫除けスプレー。犬などのペットに使える物がちゃんとあります!
では、どんな物を選んだらいいのかと言うと、、、
まず、大前提として「ペットOK」や「犬専用」など明記されているもの。これらは、ペットの体に優しい成分で作られているので安心して使用できます。
注意したいのが、体に優しいイメージのある「天然成分」の文字。天然成分でできているから安心と思っても、やはり人間用とは別ものです。
人間用のものとは、天然成分の濃度が違っていたりするので、やはり「ペット用」の虫除けスプレーを使ってあげてくださいね!
次で紹介するものはワンちゃんに安心して使えるものばかりなので、参考にしてみてください。
犬用虫除けスプレーおすすめ5選
ディート不使用のものや、ペット用に天然成分で作られている虫除けスプレーをまとめました。
- A.P.D.C. ニーム&シトロネラスプレー
- FLF レニーム スプレー
- mofuwa 虫除けスプレー
- &SH オールインワンバグスプレー
- PETLINKMORE 虫除けスプレー【獣医師監修】



おすすめポイントと口コミもリサーチしたのでチェックしてくださいね!
1.A.P.D.C. ニーム&シトロネラスプレー





おすすめポイント!
- ディート不使用
- ニームエキスやシトロネラエキスなどでしっかり忌避効果を発揮
- 幼犬にも使える
- 舐めても安心



口コミまとめ
- もう少し大きいサイズがあればいい
- ハーブの香りがしっかりする
- シリーズ商品も良い
2.FLF レニーム スプレー



おすすめポイント!
- 舐めても安心
- 天然成分100%
- 春夏は虫対策・秋冬は皮膚の保湿と健康維持に通年使える
- 防腐剤不使用



口コミまとめ
- 匂いがほとんどなく犬が嫌がらない
- 毎年リピートしてる
- ボトルがおしゃれでインテイリアの邪魔をしない
3.mofuwa 虫除けスプレー





おすすめポイント!
- 無香料・無着色
- 舐めても安心
- ディート不使用
- 飼い主も使える



口コミまとめ
- 匂いがないから、敏感な愛犬も嫌がらない
- ベタつかない
- ややお値段が高め
4.&SH オールインワンバグスプレー





おすすめポイント!
- ディート不使用
- 100%天然由来成分を使用
- 低刺激処方
- 1本で防虫とリラックス効果もあるオールインワン



口コミまとめ
- 香りが良くて癒される
- 虫よけ効果は実感に差がある
- 犬によって香りへの反応が異なる
5.PETLINKMORE 虫除けスプレー【獣医師監修】





おすすめポイント!
- ディート不使用
- 獣医師監修で安心設計
- 天然由来成分を使用
- 無香料



口コミまとめ
- 香りがやさしくて使いやすい
- 植物由来・無添加で安心感がある
- 虫よけ効果は「お守り代わり」レベル
以上、5つご紹介しました。
どれも犬用に開発されたもので、安全に使うことができます。
アロマの香りがするものはワンちゃんによっては好みが分かれるかもしれません。愛犬にあったものを選んであげてくださいね!
手作り犬用虫除けスプレー|超簡単・安心レシピ


市販の虫除けスプレーは便利ですが、「できるだけ自然なものでケアしてあげたい」と思う飼い主さんも多いはず。
ここでは、ホリスティックケア・カウンセラーの私が材料3つ(精油は2種類)だけで作れる安心・安全な犬用虫除けスプレーをご紹介します。
初めての方でもすぐに作れる簡単レシピです。併せて注意点もまとめていますので、よく確認してくださいね!
材料
- 無水エタノールまたは、グリセリン 3ml
- 精製水 57ml
- 精油 3滴以下(希釈濃度0.25%以下で計算)
虫除けに使える精油はこちら↓
- ラベンダー
- ペパーミント
- レモングラス
- パチュリ
- ローマン・カモミール
- ゼラニウム
- ユーカリ
上記の中から1〜3種類を組み合わせます。
今回は、被毛や皮膚のケアにもおすすめのラベンダーと、忌避作用のあるパチュリを使ったレシピをご紹介します。
作り方
材料が揃えば、作り方はとっても簡単です^^
- スプレー容器に無水エタノールまたは、グリセリンを入れ、精油を加えよく降って混ぜる。
- 精製水を加えてさらによく振って混ぜる。
このレシピはボディミストとしても使えます。ブラッシングの時にスプレーしてあげるのもいいですね!



スプレーのシュッという音を嫌がる場合は、飼い主さんの手のひらにかけてからその手でワンちゃんを撫でてあげてくださいね!
注意点
安全に使うために、いくつかの注意点があります。
- 毎回、よく振ってから使用する。
- ワンちゃんの目や鼻に入らないように気をつける。
- 肌に合わないときはすぐに洗い流す。
- 2週間くらいで使い切りましょう。
この他に精油の取り扱いは、原液を肌に直接塗らない、火気に注意するなど、説明書をよく読み十分に注意してくださいね。
精油に関しては、以下の方(犬)は使用は控えてください。
- 妊婦さん(芳香浴はOK)
- 生後6ヶ月くらいまでの子犬(芳香浴はOK)
- 既往症のあるワンちゃん(香りに反応しやすい場合がある)
- 老犬(香りに反応しやすい場合がある、様子を見ながら使用)
安全に使用するために、パッチテストをするのもおすすめです。
精油希釈濃度0.25%以下で皮膚の柔らかい場所に微量塗り、24〜48時間放置し、肌に痒みや炎症が起きないか確認する。
パッチテストで異常が見られた場合は、すぐに大量の水で洗い流してください。
今回のレシピは希釈濃度0.25%ですが、個体差があるので皮膚の弱いわんちゃんはパッチテストを行って0.1%くらいから始めてみましょう。
異常がなければ、段階的に0.25%まであげるようにしてください。
もしも愛犬に拒否反応(ウロウロ歩き回る、過度のよだれ、クンクン鳴く等)が出た場合は、すぐに使用を中止し、心配な場合は専門家に相談されることをお勧めします。
\品質に信頼のあるおすすめアロマショップ/
スプレー以外の虫除け対策はある?
香りやシュッとすることに抵抗がある場合は、虫除けスプレー以外での虫対策も可能です。
スプレー以外の対策として、
- 虫除け機能つきの洋服を着せる
- 首輪やハーネスに虫除けグッズをつける
- 散歩の時間帯を工夫する
などがあります。
1.虫除け機能つきの洋服
最近は、可愛い見た目で防虫加工された犬用ウェアも増えています。「夏は暑いから洋服を着せない」という飼い主さんもいますが、防虫効果や紫外線対策などの多機能なウェアもあるので、チェックしてみてくださいね!


\他にも、防虫加工ウェア沢山載せてます!/


2.首輪やハーネスに虫除けグッズをつける
首輪やハーネスにつけるだけの手軽にできる防虫グッズもあります。無害なので小さなお子さんや妊婦さんがいても安心して使えますよ!



私も使ったことがあります。
走り回ったりする場合は、取り外しておくと落とさずに済みますよ!


3.散歩の時間帯を工夫する
虫が活発になるのは、朝夕の時間帯。ここを避けてお散歩をするのも効果的です。
ただし、夏の暑い時期は日中のお散歩は危険です。短時間で済ませたり、なるべく草むらに入らせないなどの対策もしてあげてくださいね。
まとめ|人間用は使わず、犬に合った虫対策を!
人間用の虫除けスプレーは、犬には基本NG!
大切なワンちゃんを守るためにも、犬専用の虫除けスプレーや別の対策方法を選びましょう。
私自身も、犬を迎えたばかりの頃は知らないことだらけで疑問に思った経験があるので今回まとめてみました。
ちょっとずつ正しい情報を知って、安心してお散歩に連れて行ってあげたいですよね^^
このブログが、あなたと愛犬の快適な毎日に、少しでもお役に立てたらうれしいです!
\ワンちゃんグッズ、沢山載せてます♡/



